脱サラし独学で研究!食感にこだわった“青竹手打ちラーメン”「ナンバーワンではなくオンリーワンの店を」【燕市】#新潟グルメ

全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は脱サラ後、独学でラーメンを研究し、青竹で手打ちしたラーメンを提供するお店を紹介します。
NST新潟総合テレビ

全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は脱サラ後、独学でラーメンを研究し、青竹で手打ちしたラーメンを提供するお店を紹介します。

燕市吉田にある飲食店『田之助』。こちらのお店の看板メニューが、青竹で手打ちした麺を使った〈背脂中華そば〉。

栃木県の佐野ラーメンの特長として知られる麺で、新潟で提供している店舗はごくわずかです。

【田之助 宮田芳久 店主】
「絶対に機械では出せない。太いところがあったり、細いところがあったり、この食感がいい」

店主の宮田芳久さんは、農業機械メーカーで営業や企画の仕事を30年続けていた元サラリーマン。全国を出張し、ラーメンを食べ歩くうちに「自分で作りたい」という気持ちが強くなったといいます。

【田之助 宮田芳久 店主】
「もし、このまま自分が60歳になったら、多分、俺は自分の人生後悔するなと、そのときすごく感じた」

福島県で食べた青竹で打った麺にひかれたという宮田さん。青竹での手打ち方法は独学で、手打ちの台も店主の手作りです。

【田之助 宮田芳久 店主】
「やっぱり麺は生きているものと同じ。最後に切って麺にしても、食べたときに食感がすごく悪かったり、色んな問題が出てくる。何も知識がない中でやっているから」

それでも、自分なりに試行錯誤し、今のラーメンにたどり着きました。

【田之助 宮田芳久 店主】
「ナンバーワンじゃなくてオンリーワンの店をつくりたい」

青竹で打つことで、気泡がほどよく残るため、ゆで時間は短め。

サラリーマン時代から試行錯誤を重ねてきたという牛・豚・鶏・魚介を合わせた秘伝のスープに合わせれば完成です。

【高濱優生乃アナウンサー】
「麺はもちもち。ところどころ形が違う厚さで、スープとも良く絡んでおいしいです」

宮田さんが作る唯一無二のラーメンを求めて、この日も多くの常連客の姿が。

【お客】
「本当においしい。これが食べたくて、毎月出張に来るたびに食べている」

社会人を続けていれば定年するはずだった60歳を過ぎた宮田さん。

【田之助 宮田芳久 店主】
「楽しみながら長くやっていきたいというのが私の今の気持ち」

ラーメン王国・新潟で生まれた唯一無二の一杯はお客にとってかけがえのない存在となっています。

最終更新日:Thu, 04 Sep 2025 11:00:00 +0900