
9月19日正午前、訓練飛行をしていた航空自衛隊新潟分屯地所属の航空機が新潟空港に着陸する際、滑走路を逸脱しました。この事故によるケガ人は確認されていませんが、滑走路が一時封鎖され空の便に影響が出ました。
新潟空港で撮影されたのは、青空を飛ぶ1機の航空機。
しかし、この直後、航空機は着陸すると、横に機体を揺らしながら滑走路の外に…。
【リポート】
「逸脱した航空機の周りには、消防車が駆けつけています」
上空から見ると、滑走路を外れ、航空機が通った跡がはっきりと残っていました。
航空自衛隊によりますと、午前11時52分ごろ、訓練を終えた新潟分屯基地新潟救難隊の捜索機Uー125Aが着陸しようとした際に滑走路を逸脱。
50代の男性機長をはじめ、隊員5人が乗っていましたが、いずれもケガはないということです。
一方、事故を受け、空港の2本ある滑走路が一時封鎖。
新潟空港を発着する16便が欠航となったほか、多くの到着便が引き返しや行先変更を余儀なくされ、連休前で多くの乗客が訪れていたターミナルは混乱した様子が見られました。
【新千歳行きの便に乗る予定】
「もう、飛行機に乗ってこれから飛ぶときに『飛べない』となって引き返した。初飛行機だから楽しみにしていたのに、乗れなくて悲しかった」
【新千歳行きの便に乗る予定】
「仕事を休んで行こうと思っていたので、日程が狂ってしまうと難しい。(旅行を)諦めるしかないかなとも思っている」
混乱を招き、一歩間違えば重大な事故につながりかねなかった滑走路の逸脱。航空自衛隊は原因について調査中としています。
最終更新日:Fri, 19 Sep 2025 22:05:00 +0900