呉服需要の低迷で業況厳しく…“友禅染め”による着物製造を手がける会社が関係会社とともに破産手続きの開始決定 負債は2社合計で約4000万円 新潟・十日町市

着物製造を手がける新潟県十日町市のたきしん企画は、新潟地裁長岡支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。
NST新潟総合テレビ

着物製造を手がける新潟県十日町市のたきしん企画は、新潟地裁長岡支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。

民間の信用調査会社・帝国データバンク長岡支店によると、1982年6月に設立されたたきしん企画は、友禅染めによる一点ものの着物製造を主体に手がけ、呉服関連業者や一般個人などを得意先に、1989年6月期には年売上高約1億4000万円を計上していた。

しかし、呉服需要の低迷を背景に業況は年々縮小傾向で推移し、2024年6月期の年売上高は5000万円を下回る水準にまで低下。その後も厳しい業況、財務状況が継続し、先行きの見通しが立たないことから、関係会社のサンシーとともに今回の措置となった。

負債はたきしん企画が約4000万円、サンシーが僅少とされ、2社合計で約4000万円だが、今後変動する可能性がある。

最終更新日:Mon, 22 Sep 2025 05:00:00 +0900