
見附市で認知症の高齢者が行方不明となった場合に備えた捜索訓練が行われ、地元の住民などがその手順を確認しました。
見附市葛巻地区で行われた認知症行方不明者の捜索訓練。
高齢者が安心して暮らせる地域づくりに向け市が行っているもので、27日は地元住民など約30人が参加しました。
訓練では行方不明者の発見時に驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけないなど声かけの注意点について共有されたあと、住民も実際にその声かけを実践。
≪参加住民による声かけ訓練≫
行方不明者:「近所の佐藤さんの家に行く」
男性:「暑いから俺も一緒に行く」
行方不明者役:「佐藤さんの家わかる?」
男性:「分かります」
警察庁によりますと、去年の全国の行方不明者数8万人あまりのうち、約3割が70歳以上で、県内でも過去に認知症の高齢女性が山で行方不明になり、その後救助される事案などが発生しています。
参加した住民は:
「こんな声かけだとにこやかに答えてくれるんだなという経験がとてもよかった」
見附市健康福祉課 宮本有香課長補佐:
「認知症になっても地域で安心して暮らせるということが1番大切かと思うので、地域での見守り体制地域づくりをこれからも取り組んでいきたい」
訓練は来年も行われる予定です。
最終更新日:Sat, 27 Sep 2025 18:37:22 +0900