「信を問う」方法は…柏崎刈羽原発“再稼働”めぐり論戦 花角知事からは具体的な言及なく「判断は10月末以降」新潟

9月新潟県議会は10月2日、代表質問が行われ、柏崎刈羽原発の再稼働問題などをめぐり論戦が始まりました。花角知事は自身の判断時期について、県民意識調査の結果が公表される10月末以降になるとの考えを改めて示しました。

9月新潟県議会は10月2日、代表質問が行われ、柏崎刈羽原発の再稼働問題などをめぐり論戦が始まりました。花角知事は自身の判断時期について、県民意識調査の結果が公表される10月末以降になるとの考えを改めて示しました。

2日、県議会の代表質問で問われたのは、東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐり花角知事が繰り返してきた“信を問う”について。

【未来にいがた 上杉知之 県議】
「再稼働問題に関する県民意識調査が実施された。知事はこの県民意識調査の結果を再稼働の判断にどのように反映していくのか」

【リベラル新潟 重川隆広 県議】
「的を絞れる県民投票が最適な方法だと考える。知事が考えている方法とその理由について伺う」

最大会派の自民党からは、議会の場で県民の意思を確認することを求める声も。

【自民党県連 中村康一 県議】
「早急に知事の判断を示した上で、県民の代表としての県議会に県民の意思を確認していただきたい」

1日に途中経過が公表された県民意識調査では、約6割が「再稼働の条件が整っていない」と回答したことが明らかになっています。

花角知事は10月末に示されるこの意識調査の最終結果を待って判断するとして、具体的な言及はありませんでした。

【花角知事】
「信を問う方法がその責任の取り方として最も明確であり、重い方法であると考えている。具体的な手法については再稼働問題に関する判断と同時に示したい」

一方、今議会をめぐって、資源エネルギー庁の村瀬佳史長官が再稼働に向けた国の取り組みを説明したいとして出席を求めていますが、2日開かれた各会派の代表者会議で招致に反対する意見があり、結論は出ませんでした。

最終更新日:Fri, 03 Oct 2025 05:00:00 +0900