赤字続く“トキエア”の取締役に堀江貴文氏が就任「ブランディング変えるだけで宝の山」 27年度の黒字化目指す 新潟

就航以来、赤字が続く地域航空会社『トキエア』。実業家の堀江貴文さんを取締役に迎えるなど新たな経営に乗り出しています。10月6日、事業戦略発表会が開かれ、今後のビジョンが明かされました。

就航以来、赤字が続く地域航空会社『トキエア』。実業家の堀江貴文さんを取締役に迎えるなど新たな経営に乗り出しています。10月6日、事業戦略発表会が開かれ、今後のビジョンが明かされました。

6日、都内で開かれた地域航空会社『トキエア』の事業戦略発表会。

登壇したのは和田直希共同代表と10月1日に取締役に就任した実業家の堀江貴文さんです。

【トキエア 和田直希 共同代表】
「堀江さんはロケット事業を立ち上げたり、常に業界に対してイノベーションを起こしてきた」

【トキエア 堀江貴文 取締役】
「『佐渡は世界遺産だし1回は行ってみたいよね』と思っている人はけっこう多いので、佐渡に就航するとめちゃくちゃいいと思う」

去年1月に就航したトキエア。搭乗率の低迷や機体トラブルが重なり、新潟~仙台線が運休となるなどして赤字が続いています。

それでも9月には佐渡線の就航に向け、佐渡空港で調査飛行を実施するなど路線拡大を目指しています。

こうした中、6日の事業戦略発表会では火曜から木曜を中心としたチャーター便に力を入れる方針が明らかにされました。

【トキエア 和田直希 共同代表】
「一定の投資は必要なので2025年期、翌年が2026、このケツで単月黒字。2027年期に黒字化というスケジュールで進めている」

2027年度の黒字化を目指すというトキエア。

航空便に合わせ、病院やレストランなどの予約から決済までができるアプリの開発、さらには、“ものづくりのまち”燕三条地域を拠点とした小型航空機の開発にも取り組むとしています。

【トキエア 堀江貴文 取締役】
「ブランディングを変えるだけで(地方は)もう宝の山。そのことに当の日本人が気付いていない。経済が良くなるというのはもちろんあるが、飛行機つくれるって夢じゃない?そういうものが新潟、燕三条にできるのはすごく楽しみ」

発信力のある実業家により広がる地域航空会社のビジョン。トキエアのこれからに注目です。

最終更新日:Tue, 07 Oct 2025 22:00:00 +0900