過信は禁物!“高齢ドライバー”運転技能を確認「得意だった縦列駐車が全然ダメに…」 指導受け安全運転への思い新たに 新潟

『高齢者交通事故防止運動』にあわせ、新潟県長岡市で高齢者向けの運転講習会が開かれました。自らの運転技能の過信は禁物です。

『高齢者交通事故防止運動』にあわせ、新潟県長岡市で高齢者向けの運転講習会が開かれました。自らの運転技能の過信は禁物です。

10月2日、長岡市の自動車学校で開かれた『シニアドライビングセミナー』に市内に住む高齢者9人が参加しました。

これは、10月1日に始まった『高齢者交通事故防止運動』に合わせ、安全運転を続けてもらおうと長岡市が毎年この時期に開いているものです。

【参加者】
「自分でも不安があったので、参加してみたいと思った」

【参加者】
「“感覚が若いときと違うな”みたいな、怖いときがあるので、教えてもらえることがあったらいいなと思って」

この日は、警察が早めのライト点灯を呼びかけるなど事故防止に関する講話を行ったあと、実際に参加者が車に乗り込み、教習コースを使って指導を受けました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらでは段差に乗り上げた際に、すぐにアクセルを離しブレーキを踏めるか反応速度を確かめています」

これはタイヤが段差に乗り上げてからどのくらいの距離で止まったかを測り、反応速度やペダル操作の俊敏性を確かめます。

【参加者】
「思ったより流れる」

【講師】
「車は意外と力が出ているので、特にこういった段に引っかかったり、これからの時期、雪にはまったりすると、超えた瞬間にすぐ前に出たりするので、なるべく早くブレーキを」

ほかにも、S字クランクのコースでバックや縦列駐車に挑戦し、ハンドル操作や車両感覚などといった自身の運転技能を確認しました。

【長岡文化自動車学校 指導員】
「特に後退時に事故が多いという報告をよく受けるので、それにつながるような体験ができたらなと思った」

参加した高齢者は講習を通して安全運転への思いを新たにしていました。

【参加者】
「昔は縦列駐車が得意だったのに、今回は全然ダメだった。昔取った杵柄なんて通用しないなと」

【参加者】
「基本を教えてもらったので、それを参考にして、速度に気をつけて安全運転をしたい」

【長岡市市民課 熊倉博 課長】
「過信せず、安全運転を心がけて、ゆっくりと運転していただければと思っている」

この講習会は来年も開かれる予定です。

最終更新日:Wed, 08 Oct 2025 05:00:00 +0900