
朝晩の冷え込みが強まり、少しずつ冬の足音が近づいてきました。こうした中、新潟県阿賀野市の瓢湖には冬の使者“ハクチョウ”が飛来し、湖面を優雅に泳ぐ姿がみられています。
阿賀野市の瓢湖。4000km離れたシベリアから今年も冬を越すためやって来たのはコハクチョウです。
10月9日朝は新潟市秋葉区で13.3℃など6つの観測地点で今シーズンの最低気温を更新した県内。
冬の足音が近づく中、瓢湖では7日、ハクチョウが初飛来し、9日朝には約400羽が確認されました。さっそく訪れた人は湖面を優雅に泳ぐハクチョウを写真に収めていました。
【訪れた人】
「(ハクチョウは)宝。やっぱり安心する。冬が来たなと思う」
【訪れた人】
「やっと来てくれた。『長旅お疲れ様です』と思って(見ていた)。かわいくて愛らしい」
さらに…
【齋藤功さん】
「来い、来~い!」
10月9日は“3代目白鳥おじさん”こと齋藤功さんによるハクチョウの餌付けもスタート。この時期の風物詩となっている独特な掛け声が響いていました。
【齋藤功さん】
「だんだん声の伸びがなくなってきた。発声練習をする。頑張って良い声が出るように」
コハクチョウは警戒心が強いため、白鳥おじさんとしての活動初日の9日朝は餌に近づくことはありませんでしたが、これから徐々に慣れてくると、多くのハクチョウが齋藤さんの声と餌につられ集まる様子が見られそうです。
【齋藤功さん】
「今年もハクチョウのシーズンが始まった。心がウキウキ。ワクワクしている。また今年1年間、心を込めてハクチョウたちに接していきたい」
ハクチョウの飛来は11月中旬にピークを迎え、5000羽~6000羽が訪れる見込みです。
最終更新日:Thu, 09 Oct 2025 22:54:18 +0900