

衣替えの時期を迎え、登校する高校生の装いも夏服から冬服に変わってきた。新潟県は過去に「日本一スカートが短い」と話題になったことも。当時の報道を振り返りながら、新潟の学校制服の変遷を探る。
■2000年前後で「ルーズソックス」「腰パン」が流行
日本では、1920年(大正9年)頃に京都の女学校が制服としてセーラー服を採用したのを始まりに、1950年(昭和25年)頃、男子の詰襟と女子のスカートの制服が全国的に広まったといわれている。

2000年前後でルーズソックスがブームになるとスカート丈はひざ上になり、ズボンを下げて穿く「腰パン」をする男子生徒の姿も。
その後、女子の紺のハイソックス大流行とともにスカート丈は驚くほど短くなっていき、新潟県は「高校生のスカート丈が日本一短い県」と話題になるように。
この頃、新潟県内の高校では、月に一度もしくはそれ以上服装検査が行われていた。
■2020年以降は「ジェンダーレス制服」が登場

そして、2020年以降、男女でデザインの差がない「ジェンダーレス制服」が登場。
これは、ネクタイかリボン、ズボンかスカートが性別関係なく好きに選べるというものだ。新潟県内でも複数の学校で「ジェンダーレス制服」を採用している。
ツッパリ・不良ブームとなった昭和時代の学生服事情や、90年代の「くしゅくしゅソックス」などさらに詳しい当時の学生服事情については関連記事で紹介している。
最終更新日:Sat, 11 Oct 2025 20:00:00 +0900