キノコ狩りシーズン 食中毒に注意 色などでは判別できない?毒キノコを避けるには「知らないキノコは食べないのが一番」新潟

10月15日は『キノコの日』。キノコ狩りを行う際に注意が必要な毒キノコの見分け方などを専門家に聞きました。

10月15日は『キノコの日』。キノコ狩りを行う際に注意が必要な毒キノコの見分け方などを専門家に聞きました。

器に盛られているのは具材がたっぷり入ったキノコ汁。気温も下がり、さらにおいしく感じられる季節になってきました。

そして、キノコ狩りを楽しむ人も増えていますが、注意しなければならないのが毒キノコの存在です。

【講習会参加者】
「おいしそうなキノコもあるし、逆にそれが毒だったりもする。相当な種類があり、素人が見てもまったく分からないので」

キノコの日の10月15日、新潟市西蒲区では毒キノコの特徴などを伝える講習会が開かれました。

講習会では参加者が事前に採取したキノコを講師の松本則行さんが鑑定します。

【参加者】
「新発田の山奥でとってきた。こういうシメジ系は全然とらない。怪しいし、危ないから。だから、食べられるかなと思って」

こちらの男性が持ってきたキノコは鑑定の結果…

【講師 松本則行さん】
「これはアカイボカサタケという毒キノコ。猛毒」

【参加者】
「ぎょっとした。これ食べたら体に悪いんだって。赤いから毒っぽいという感じはしたけど」

ただ、毒キノコは色が特徴的なものばかりではありません。

【講師 松本則行さん】
「4つとも別の種類のキノコ。3つは食用で1つは毒キノコ」

知識がなければ、その違いを見分けるのは難しいのが現実です。

【齋藤正昂アナウンサー】
「手前のもの、傘のところに特徴的な斑点があるから毒かなと…」

【講師 松本則行さん】
「指で押したような模様がある。これはこのキノコの特徴で、実は食べられるウラベニホテイシメジ。毒キノコはクサウラベニタケで、新潟県でも第3位くらいの食中毒例のあるキノコ」

一見食べられそうなキノコでも注意が必要です。

【講師 松本則行さん】
「色が派手・地味というのは全く関係ない。残念ながら色でも区別できないし、味でも当然分からない。個別に覚える以外はない」

このため、松本さんは野生のキノコは他の人にあげず、自信を持って分かる種類だけを食べることが重要だと話します。

【講師 松本則行さん】
「知らないキノコは食べないというのが一番。分かるキノコだけを食べていただく」

また、松本さんは野生のキノコを食べる際の注意点として、とってから時間を置かない、しっかりと加熱することなどを挙げています。

最終更新日:Wed, 15 Oct 2025 22:00:00 +0900