“トキ”が羽ばたく秋の佐渡!自然界では550羽超が定着「観察する時はそっと…」 来年には石川で本州初の放鳥も

木々が色づき始めた佐渡の空を羽ばたくトキ。来年6月には石川県で本州初の放鳥が予定されていますが、佐渡市では着実に野生下でトキの定着が進んでいます。

木々が色づき始めた佐渡の空を羽ばたくトキ。来年6月には石川県で本州初の放鳥が予定されていますが、佐渡市では着実に野生下でトキの定着が進んでいます。

ススキが揺れ、木々も赤く色づき始めた新潟県佐渡市。

四季折々の美しい景色が魅力となっている佐渡市で、その景色の一部となっているのが国の特別天然記念物“トキ”です。

稲刈りが終わった田んぼのあぜ道でエサを探すトキの群れ。

2008年に10羽のトキが放鳥されてから、試行錯誤を繰り返しながら自然界での繁殖にも成功。佐渡の自然界には今550羽を超えるトキが定着しています。

繁殖期はペアで行動するトキですが、今はまだ群れで行動する時期。

光があたると“トキ色”と称される淡いピンク色に見えるトキが群れで飛ぶ姿は圧巻です。

【トキモニターボランティアチーム 品川三郎さん】
「観察していただくのは非常に結構だが、車から降りない観察を。トキはとても臆病な鳥なので、車からそっと見てあげていただきたいと思う」

来年6月には、石川県の能登半島で、本州側で初めての放鳥が予定されるトキ。

こうした美しい景色が全国に広がっていくことが期待されます。

最終更新日:Fri, 17 Oct 2025 05:00:00 +0900