
クマの目撃件数、そして人身被害が増える中、新潟県妙高市は市内のすべての小・中学校に“クマ鈴”を配布。市の職員などが、その使い方やクマへの注意点などを指導しました。
【浅尾慶一郎 環境相】
「家屋・商業施設など、人の生活圏にクマが侵入し、被害に遭う事例が多数見られ、専門家は人慣れしたクマが増えていると指摘している」
浅尾慶一郎環境相が10月17日朝の閣議後の会見でクマへの警戒を呼びかける中、妙高市の妙高高原小学校では…
【先生】
「最近クマがよく出るでしょ?危ないので、ぜひクマ鈴を皆さんにプレゼントしてくださいって」
児童にクマよけのための“クマ鈴”が配布されました。
妙高市では9月以降、クマによる人身被害が2件発生、目撃件数も去年の2倍以上に増えていていることから、市内のすべての小・中学校、そして特別支援学校の児童・生徒にクマ鈴を配布することに。
【児童】
「すご~い。良い音がする」
そして、10月17日は市の鳥獣対策専門員からクマに関する注意点も伝えられました。
【鳥獣対策専門員】
「クマ鈴をつける、一人で歩かない、もしクマにあったら慌てない」
そして、さっそくクマ鈴をつけ下校する児童たち。迎えに来た保護者からはクマ鈴の配布を歓迎する声が聞かれました。
【保護者】
「クマが最近、本当に多くて怖い、一つ一つ自分で用意するというのも大変なので、ありがたい」
【妙高市子ども教育課 丸山豊 課長】
「通学のときでなくても、当然、外に遊びに行くときも使えるし、校外学習もある。多く使っていただいて、身の安全を確保していただきたい」
クマの目撃情報がある場所に近づかないことはもちろん、クマ鈴など音の出るものを使って人間の存在をクマに知らせることが重要です。
最終更新日:Fri, 17 Oct 2025 21:45:00 +0900