佐渡島内最大規模の“相川まつり”開催!若い世代の活躍で街に熱気 真野地区では江戸時代の繁栄伝える“地図”初公開

佐渡島内で最大の祭り『相川まつり』が開催され、多くの若い世代も参加して街は熱気に包まれました。また、真野地区では、江戸時代の繁栄を伝える地図が初公開されました。

佐渡島内で最大の祭り『相川まつり』が開催され、多くの若い世代も参加して街は熱気に包まれました。また、真野地区では、江戸時代の繁栄を伝える地図が初公開されました。

10月19日、獅子舞による門付けが行われていた新潟県佐渡市相川地区。

【門付けされた人】
「家に来ていただいて、いっぱい御利益があればいいなと思っている」

『相川まつり』は佐渡市相川地区にある善知鳥神社の秋の例祭で、江戸時代初期から400年以上続く島内で最大規模の祭りです。

警護役が勢いよくしめ縄を切ると、拍手に送られ、神輿が街へと繰り出します。

相川まつりの魅力の一つは若い世代の活躍です。

【高校生】
「提灯で、高校生になっても(伝統を)つないでいきたいと思った」

夜になると沿道に多くの人が集まり、翁と武士の舞い踊りが注目を浴びたほか、笛や太鼓でも若い世代が主要な役割を担い、街は熱気に包まれました。

一方、真野地区で開催されたのは『まの街道まつり』。

ここで初めて公開されたのが江戸時代中期の1761年に金山の鉱脈を探す“山師”が描いた地図です。

真野地区は佐渡金山で採掘された金や銀を小木港まで運んだ街道の中間点。地図からは当時の街の様子が見て取れます。

【まの街道まつり 役員 鶴間好彦さん】
「(島民は金山の仕事で)お給金をもらうことで非常に豊かになった。それぞれの集落に帰って寺院を直したり、家を直したり、田畑を開発したりした」

【新町 相良哲史 区長】
「佐渡というと相川の辺りが有名かなと思うが、視点を変えて真野にも魅力があるところを知ってほしい」

世界遺産登録から2年目の今年。佐渡の多彩な魅力を伝え、次の世代につなごうとする努力が続いています。

最終更新日:Mon, 20 Oct 2025 22:00:00 +0900