
除雪オペレーターの担い手不足が課題となる中、除雪作業を自動で行える除雪車のデモンストレーションが10月20日、新潟市で行われました。
20日、新潟市西区にある北陸技術事務所でお披露目されたのは、自動化技術を搭載した除雪トラックです。
通常の除雪トラックは運転席に設置されたレバーやスイッチを使って操縦しますが、その数が多く、操縦の複雑さが課題となっていました。
【北陸地方整備局北陸技術事務所 以倉直隆 副所長】
「慣れていない方もハンドル操作に集中できる」
一方、公開された車両は前方に取り付けられ雪を道路脇に寄せるシャベルなど合計3つの装置の操作を自動化。
これにより、初心者でも簡単に操縦ができるようになることから、参加した事業者も期待を寄せます。
【ネクスコ・メンテナンス新潟湯沢事務所 井上隆稔 副所長】
「担い手が少なくなっているので、自動運転がその助けになればと期待している」
さらに、この日は小型除雪車のデモンストレーションも行われました。
こちらの車両は雪をかき込む装置と、その雪を飛ばす方向を調整する装置を自動化。
北陸地方整備局はこの2種類の車両を導入することで除雪作業の負担軽減につなげたい考えです。
【北陸地方整備局北陸技術事務所 以倉直隆 副所長】
「現場で使いながら、改良・改善を加えていきたい」
今回公開された除雪車両は来年度から本格的に導入される予定です。
最終更新日:Tue, 21 Oct 2025 05:00:00 +0900