
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、新潟県の花角知事が繰り返す「信を問う」。その具体的な方法が明らかにされない中、自民党県議団が知事が今後示す県民の意思の確認方法を“尊重する”とした決議案を県議会に提出し、可決されました。
最終日を迎えた9月県議会。68億円あまりの補正予算案などが可決される中…
【自民党 高見美加 県議】
「知事が県民の意思を確認する方法を尊重するとともに、その方法として県議会を選択された場合には、県議会の意思を示すことを決意する本議案を提案する」
自民党県議団が提出したのは、柏崎刈羽原発の再稼働の是非について花角知事が今後示す県民の意思の確認方法を“尊重する”とした決議案です。
【未来にいがた 大渕健 県議】
「議会における多数を頼みに再稼働プロセスのあり方に思惑を持って誘導を図ろうとするこの決議案には賛成できない」
【リベラル新潟 大平一貴 県議】
「県民の信を問う方法は県議会ではなく、県民投票を選択すべきである」
決議案には、知事に対し、県議会で県民の意思を確認することを促す狙いがあるとみられ、これに未来にいがたやリベラル新潟などが反対しましたが、自民のほか公明と真政にいがたの賛成多数で可決されました。
これまで「信を問う」と繰り返しながら具体的な手法を明かしていない花角知事は…
【花角知事】
「取り得る意思の確認方法の中に県議会も当然あるでしょうし、県民投票も信任不信任の投票というのはあるとしたら、机上で考えられるものとしてはあるかもしれない」
花角知事は県民意識調査の結果が出る10月末以降に再稼働是非の判断を示すとしています。
最終更新日:Tue, 21 Oct 2025 22:00:00 +0900