

過去最多となる6人が立候補した新潟県・上越市長選挙は、前市長や自民党県議などの支援を受けた元外交官の小菅淳一氏(73)が初当選を果たした。喜びの声をまとめた。
■「私利私欲なく市民のために」
本当に、全てお世話になった人に感謝。それのみです。全く無名の私でしたから、それをここまで押し上げていただいて本当に感謝のみです。
Q知名度不足どう対応
もうそれは私の力を超えて、本当に皆さんが色々やっていただいた、それだけです。私が何かやったということはほとんどないと思います。本当にお世話になった。それだけです。
Q振り返ってみて、ご自身で勝因は何だと思われますか。
私の思いを少しは分かっていただけたかなと。全身を込めて私利私欲なく市のために、市民の皆様のために働きたいその気持ちを分かっていただいたと私は信じます。
■外交官としての経験を
Q 外交官の経験をどう生かす
霞ヶ関で41年働きましたから、色々な交渉や経験があります。その交渉力や人脈を活かしたいと思いますし、様々な世界の人々の暮らしを見てきました。その中からヒントを得て、上越市を一番世界で住みやすい、一番に輝く市にしたい。
Q特に急いで取り組みたい課題は何でしょうか?
一番は物価高対策です。すぐ補正予算もやらないといけないのではないかと思います。
Q上越市民に
これから新しい市長として皆さんと一緒に働いていきたいと思います。どうぞ私と一緒に良い町、輝く上越を作りましょう。
■課題山積も「1人1人に寄り添う政治を」
Q取り組みたい問題
市街地と山間部がバランスよく活性化されることですね。山間部、老齢になって一人で住むのは大変だと思う。行政が支えないといけない。市街地にも色々問題、課題がある。アーケード街活性化しないといけません。そこを良く皆さんと意見を聞いて、知恵をもらってやっていきたい。
Q 7月から振り返って
長かった。途中が辛かったですよね。初めてのことが色々多く、たくさんの候補者も出られましたから、その中でどうやって行くんだろうと苦しんだ時もあります。でも後半になって、本当に色んな組織の方、個人の方から支えていただき、支持の輪が広がってきたという感じは受けました。
Qご自身の心境の中で変化はありましたか
上越市民の皆さんのために奉仕したいという気持ちは最初から変わっておりません。それが強くなったということです。
前にもお話しましたが、大島区の一番奥の老夫婦2人がずっと手を振ってくれて、坂道から戻ってきたらまだ手を振っていただいて、こういう方たちのために行政は働かなくてはいかないと改めて思いました。
Q 今回の市長選挙は現市政の審判というのが一つ大きな争点でした。ご自身に対して投じられた票は2万数千票余りでしたけれども、これはどういった期待がご自身に向けられたと感じますか?
私のモットーの信頼と誠実さ、そこが市民の皆さんも求めていることだと思います。一人一人に寄り添う優しい気持ちを一番根本に持たなくてはいけない。それを進めてくださいという市民の皆さんの声だと思います。




