
全国でクマによる被害が相次ぐ中、政府は10月30日、関係閣僚会議を開き、クマ被害対策の政策パッケージを11月中旬までに取りまとめる考えを明らかにしました。
10月29日午後9時すぎ、新潟県胎内市坪穴を走っていた車のドライブレコーダーの映像。しばらくすると、道路上に黒い物体が…車が近づくと動き始めます。
道路にいたのは、体長1m50cmほどのクマ。目撃された場所のすぐ近くには民家がありました。
幸い、車に驚いたクマは山の方へと帰っていったということですが、県内でも人の生活圏でのクマの出没が相次いでいます。
こうした中、10月30日政府は関係閣僚会議の初会合を開催。
【木原誠二 官房長官】
「政府といたしましては、国民の命と暮らしを守るため、追加的・緊急的なクマ対策を強化いたします」
木原官房長官は会議の冒頭、「クマと遭遇した際には、落ち着いて距離を取るなど命を守る行動を取るように」と国民に呼びかけました。
その上で、狩猟免許を持つ自治体職員、いわゆる“ガバメントハンター”など生活圏でも猟銃を使用できる緊急銃猟が可能な人材を増やすことや、迅速かつ的確な駆除に向けた速やかな対応を関係閣僚に指示。
クマ被害対策の政策パッケージを11月中旬までに取りまとめる考えを示しました。
最終更新日:Thu, 30 Oct 2025 22:00:00 +0900



