『西堀ローサ』全面改修で100億円…どう利活用?来年度“専門家会議”設置へ「客観的な検証必要」新潟市

今年3月に営業を終えた新潟市の地下商店街『西堀ローサ』の利活用に向け、市は専門家による会議を立ち上げ、どのような活用方法が効果的なのか意見を求める考えを明らかにしました。

今年3月に営業を終えた新潟市の地下商店街『西堀ローサ』の利活用に向け、市は専門家による会議を立ち上げ、どのような活用方法が効果的なのか意見を求める考えを明らかにしました。

旧『西堀ローサ』について、新潟市は半世紀にわたり市民に親しまれた施設であることや“にいがた2km”の活性化にとって重要な古町地区にあることなどから、現在、利活用を前提とした実現可能性調査を行っています。

調査では様々なパターンで改修費用を試算していて、仮に全面改修した場合は約100億円の費用がかかると見られています。

中原八一市長は10月30日の会見で、来年度の早い段階で専門家会議を立ち上げ、旧西堀ローサをどのように活用するのが効果的なのか、経費や公共性・街づくりなどの観点から議論を求めることを明らかにしました。

【新潟市 中原八一 市長】
「本市にとって老朽化した地下施設を再活用するための修繕費用としては莫大な金額であり、さらに客観的な検証が必要であると認識している」

市は専門家会議で公共投資の妥当性についても議題とする方針です。

専門家については都市計画や建設などの分野から今年度中に5人程度の選定を目指すとしています。

最終更新日:Fri, 31 Oct 2025 05:00:00 +0900