【春高バレー・新潟】全国の舞台へ!男子・関根学園が初優勝「チャレンジャーらしく立ち向かう」 女子・新発田商は10年ぶりの優勝「粘り強さ・破壊力・明るさ忘れずに」

春の高校バレー・全日本高校選手権大会新潟県予選の決勝ラウンドが11月1日・2日と行われ、男子は関根学園が初めての、女子は新発田商業が10年ぶりの本選出場を決めました。

春の高校バレー・全日本高校選手権大会新潟県予選の決勝ラウンドが11月1日・2日と行われ、男子は関根学園が初めての、女子は新発田商業が10年ぶりの本選出場を決めました。

■〈男子決勝〉関根学園vs新発田中央

1日・2日と小千谷市総合体育館で行われた春の高校バレー県予選・決勝ラウンド。

2日の男子決勝は関根学園と新発田中央による今年6月の県総体決勝と同じ顔合わせの対戦となりました。

試合は序盤一進一退の攻防となりますが、徐々に攻撃のリズムを作った新発田中央が有利な展開に。

第1セットを奪うと、勢いそのままに続く第2セットも相手の意表を突いた攻撃を展開するなど新発田中央が終盤までリードします。

しかし、次第にミスが目立ち、最後は関根学園が4連続ポイントを奪い逆転。すると、ここから関根学園の反撃が始まります。

第3セット中盤、キャプテンでエースの竹田のサービスエースが決まると、一気に波に乗り、第3セットも関根学園が連取します。

【関根学園3年 竹田尊飛 主将】
「自分が決めなくてはいけない。自分が調子が悪いと負けてしまうという覚悟を決めてやっていた」

そして勝負の第4セットは…

【実況】
「バックアタック、竹田。ブロックを打ち破っていきます。この破壊力が関根学園の竹田」

終盤にかけて竹田がさらに躍動。

【関根学園3年 竹田尊飛 主将】
「(自分が)ミスしたら1本目・2本目繋げた人達の思いがのったボールをなくしてしまう・無駄にしてしまうそれをちゃんと打ち切るという意識はあった」

そのままリードを広げた関根学園。3セットを連取し、セットカウント3-1の逆転勝利で初優勝を決めました。

【関根学園3年 竹田尊飛 主将】
「(春高は)初出場だがチャレンジャーらしく、大きな壁にも立ち向かって、一個でも多く勝てるように頑張る」

悲願を果たしつかみ取った夢の舞台への切符。全国の大舞台でどんなプレーを見せてくれるのか期待です。

■〈女子決勝〉新発田商業vs長岡商業

続いて女子は去年の決勝と同じカードの新発田商業対長岡商業。

第1セットは去年の覇者・長岡商業が流れをつかみ先取します。

しかし、続く第2セット今年の県総体の王者・新発田商業の逆襲が始まります。

キャプテン・澤とエース・渡邊の2枚ブロックが決まると、そこに続いたのがダブルエースのもう一角、伊藤。

伊藤の強烈なスパイクが決まるなど新発田商業が大きくリードし1、2点差をつけ第2セットを奪います。

このまま新発田商業が勢いに乗るかと思われましたが、第3セットは流れが長岡商業に。

一時、最大9点のリードを長岡商業が奪いますが、ここで引き下がらないのが今年の新発田商業でした。

【新発田商業3年 伊藤萌 選手】
「自分たちは追っているときの方が、自分たちらしいバレーができる。逆に追っている場面をプラスに捉えて、全員で目の前の1点に集中して取りに行けた」

セット終盤で怒濤の追い上げを見せ大逆転。

第3セットをものにすると、勝負の第4セット。最後は3年生・齋藤のサービスエースで接戦を締めくくりました。

新発田商業が去年のリベンジを果たし、10年ぶり6度目の選手権大会出場を決めました。

【新発田商業3年 澤結子 主将】
「どんな相手でも自分たちらしく粘り強さと破壊力と明るさを忘れずに、最後まで全力で戦って、1試合でも多く勝ち進めるように、もう一度チームを作り直して1月(全国大会に)臨みたい」

全国の舞台でも笑顔の花を咲かせることができるか。本選に向け、チームはもう一段の成長を誓います。

春の高校バレー全国大会は来年1月5日に東京で開幕します。

最終更新日:Tue, 04 Nov 2025 21:00:00 +0900