
新潟市東区の県立大学で11月4日、北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫さんが講演を行いました。
【蓮池薫さん】
「問題は手段や方法を選ぶかどうか関係なしに、拉致であろうが、殺人であろうがやってでも情報を得るとか自分たちの有利な状況に持っていくという」
4日は集まった約70人の学生を前に、拉致された当時の状況や日本語を教えていた北朝鮮での生活などについて説明しました。
そのうえで、解決に向けては日本で拉致問題が風化していないことを北朝鮮に突きつける必要があると指摘。若い世代も関心を持つことが重要だと訴えました。
【大学生】
「意外と身近なところでこのような重大な事件が起きているのだと感じて、自分事として考えることもできたし、とても良い講義だった」
【大学生】
「拉致被害者の気持ちを忘れないで、もう二度とこういう事件が起きないように今解決していくことが大切だと思う」
また、蓮池さんは自身が帰国するきっかけとなった日朝首脳会談について、北朝鮮側に開催の意向を伝えたと明かした高市首相に対し、さらなる行動を求めました。
【蓮池薫さん】
「呼びかけたという事だけで、事態が動くのではないかという期待はあまり持てない。今後が正念場、実力の発揮どころかなというふうに見ている」





