
新潟県弥彦村の秋の風物詩となっている『弥彦菊まつり』が今年も始まりました。全国有数の規模を誇る菊の展覧会とあって、平日の11月4日も県の内外から多くの人が訪れ、にぎわいを見せています。
木々が赤や黄色に色づき始めた弥彦村の弥彦神社で11月1日に始まったのが、弥彦の秋の風物詩『弥彦菊まつり』です。
全国随一の出品者数・出品品目を誇る展覧会で、県内・県外の愛好家が1年間丹精込めて育てた作品約3000鉢が並びます。中でもひときわ目を引くのが…
【桶屋美圭アナウンサー】
「多くの方がカメラを向けているのが、弥彦菊まつりの目玉となっている大風景花壇。今年は再建から110年を迎える弥彦神社を鮮やかに再現しています」
毎年、全国各地の景勝地を再現する『大風景花壇』。
今年は50人ほどの県菊花連盟会員が10月中旬から制作に取りかかり、64畳分の花壇に木の枠を作ったり、約3万本の小菊の花芽を一本一本、手作業で挿したりして完成させました。
そのほかにも、一本の幹から咲く数百の花を円形状に仕立てる大菊の数咲きや、盆栽のように仕立てられた小菊などが境内を彩る菊まつり。
4日は平日にも関わらず県内・県外から多くの人が訪れ、思い思いに菊を堪能していました。
【訪れた人】
「毎日、水やり、葉っぱを摘んだり、肥料をやったりするから(世話が)大変らしい。すごいと思う、作った人たちのことを考えると」
【訪れた人(長野から)】
「弥彦の菊まつりは前から聞いているから、一度行こうかと。立派な菊がたくさんで見応えがある。元気もらう」
紅葉を見に来たというイギリスからの観光客は、菊の種類の多さに驚いていました。
【訪れた人(イギリスから)】
「とても美しい。素敵。大きいものに慣れているから、こんなに小さな菊は見たことない」
趣向を凝らした美しい菊を見ることができる弥彦菊まつりは11月24日まで開催されています。
最終更新日:Wed, 05 Nov 2025 05:00:00 +0900




