“テロ”に備え佐渡汽船職員が警備訓練 世界遺産登録による利用者増で「違法行為発生の可能性高まっている」新潟

船の上やターミナルでテロが発生したときに備え、佐渡汽船の職員が佐渡海上保安署などとともに、さすまたなどを使った自主警備の訓練を行いました。

船の上やターミナルでテロが発生したときに備え、佐渡汽船の職員が佐渡海上保安署などとともに、さすまたなどを使った自主警備の訓練を行いました。

11月6日、佐渡汽船の小木港ターミナルで行われた自主警備訓練。

テロ行為の発生に備えようと、小木港で初めて実施されたもので、佐渡海上保安署などが盾やさすまたで犯人を制圧する方法を佐渡汽船の職員に伝授しました。

【新潟海上保安部 巡視船さど 小澤拓真 航海士】
「佐渡金山が世界遺産登録されてから、国内外問わず、多くの方が佐渡汽船のフェリーを使って佐渡を訪れている。フェリー船内等に違法行為の発生の可能性は高まっている」

佐渡汽船の職員は慣れない道具の扱いに悪戦苦闘。一方、近くに道具がない場合には、モップなど身近な物で代用する必要性も伝えられました。

【佐渡汽船の職員】
「初めてのことで覚えるのが大変だったが、いい訓練ができたと思う」

【新潟海上保安部 巡視船さど 小澤拓真 航海士】
「有事の際には官民一体となって対処できるように、引き続き、訓練にあたっていきたいと思う」

職員は、いざというとき、お客や自身の身を守ろうと真剣な様子で取り組んでいました。

最終更新日:Fri, 07 Nov 2025 22:00:00 +0900