

豆腐や油揚げの製造を手がける新潟県見附市の浅野食品が、新潟地裁長岡支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによると、1951年に創業した浅野食品は、老舗の豆腐・油揚げの製造業者として、地域のスーパーや事業者などに販売基盤を構築し、創業70年以上にわたる業歴で地域に知名度は浸透していた。
しかし、同業他社との競合が激しい業界で価格競争が常態化していたほか、大豆やエネルギーコストの上昇などコスト負担も重く、長らく収益は低迷。年間売上高は数百万円に留まっていた。
こうした中、先行きの見通しが難しく、事業継続が困難と判断し、今回の事態に至った。負債総額は調査中である。




