
寒さが厳しくなる一方、クマの出没は依然相次いでいます。こうした中、19日、県は緊急のクマ対策を発表。新潟県柏崎市では自治体の判断で猟銃によるクマの駆除などを行う緊急銃猟の訓練が行われました。
19日、柏崎市高柳町で行われたクマの対応訓練。
中学校のグラウンドにクマが居座ったケースを想定し、市の職員や警察、地元の猟友会などから約50人が参加しました。近くに住宅街があることなどから市によってクマの駆除が必要との判断が下されると…
【記者リポート】
「今、銃を持った地元猟友会が現場に到着しましたこれから緊急銃猟が行われるようです」
緊急銃猟が行われました。
エサとなるブナの実の不作などを背景に県内でも過去最多となっているクマの出没。
こうした中、自治体の判断で猟銃を使いクマの駆除などを行う緊急銃猟はこれまでに県内で7件実施されています。
緊張感漂う中行われた19日の訓練では流れ弾などによって周囲の人に危険が及ばないよう安全を確認する手順や警察や猟友会との情報共有のあり方などが確認されました。
【柏崎市 西巻康之副市長】
「しっかりと訓練を通じて緊急銃猟を含めて出没の対応をしていくことが大事。そのことが市民住民の安全を確保し、安心感を醸成することにつながるのでしっかりと対応していきたい」
一方、県は19日、クマの緊急対策を発表。市町村に対しクマの出没時の出動や見回り活動の日当のほか、わなの設置費用を補助するもので約8000万円を12月補正予算案に組み込みます。
【新潟県鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩所長】
「市町村からは予算が結構もう厳しいという話を伺っておりますそういったことを踏まえて、まだまだクマが市街地で騒いでいますので」
また、県は最も警戒レベルの高いクマ出没特別警報を26年1月末まで延長し、県民に最大限の警戒を呼びかけています。
最終更新日:Thu, 20 Nov 2025 05:00:00 +0900




