スパイクタイヤから進化した“冬用タイヤ” タイヤ交換の目安は?北陸地方整備局は早期のタイヤ交換呼びかけ

強い寒気が流れ込み、山沿いでは積雪も観測される中、新潟をはじめとする雪国では、「冬用タイヤ」への交換が欠かせません。かつて主流だったスパイクタイヤから、現在のスタッドレスタイヤへと移り変わった背景や、タイヤ交換の適切なタイミングについてまとめました。
NST新潟総合テレビ

強い寒気が流れ込み、山沿いでは積雪も観測される中、新潟をはじめとする雪国では、「冬用タイヤ」への交換が欠かせません。かつて主流だったスパイクタイヤから、現在のスタッドレスタイヤへと移り変わった背景や、タイヤ交換の適切なタイミングについてまとめました。

■冬用タイヤの歴史と転換点

スパイクタイヤ

新潟県など雪国では冬の必需品である「冬用タイヤ」。

かつては金属ピン付きのスパイクタイヤが主流でしたが、アスファルトの損傷や粉塵による環境・健康被害が深刻化し、1991年に全国的に禁止されました。

その後、スタッドレスタイヤが普及し、運転方法の違いを体験するイベントなども開催。

スパイクピンは「すべらない」お守りとして販売されたこともあり、雪国ならではの文化が生まれました。

■スタッドレスタイヤの寿命と交換目安

プラットホーム

スタッドレスタイヤの寿命は一般的に3~5年ですが、使用状況や保管方法によって異なります。

交換時期の目安としては、タイヤ側面の製造年表示や、溝の深さを示す「プラットホーム」の位置を確認します。

また、ゴムの柔らかさも重要で、硬化するとグリップ力が低下します。冬本番を迎える前に、早めのタイヤ交換と点検が安全運転のポイントです。また、北陸地方整備局も早めのタイヤ交換を呼びかけています。

スタッドレスタイヤへの変遷やタイヤ交換の詳しいポイントについては関連記事で紹介しています。

最終更新日:Thu, 20 Nov 2025 05:10:00 +0900