県民の安心・安全は?過去最大赤字の“新潟県立病院”めぐり知事が答弁「医療需要・患者像に応じた機能強化へ」

新潟県の企業会計の決算について審査する県議会の特別委員会が11月25日開かれ、知事に対する質疑が行われました。

新潟県の企業会計の決算について審査する県議会の特別委員会が11月25日開かれ、知事に対する質疑が行われました。

この中で議員が質問したのは、昨年度、過去最大46億円の赤字となり、県が病床数の削減などといった機能や規模の適正化を進めている県立病院事業についてです。

【未来にいがた 上杉知之 県議】
「病床を減らしていくということだと、身近な地域医療がどんどん縮小していく一方。県民の安心・安全というものが守られていくのか危惧するところ」

【花角知事】
「昨年度、坂町病院で見直しを行った際にも削減した病棟を利用し、リハビリ室を拡充するなど地域にも求められる回復機能の強化も行ったところであり、引き続き、地域医療関係者や市町村などとしっかり議論・調整を行いながら取り組みを進めてまいりたい」

花角知事は「病床削減だけではなく、医療需要や患者像に応じた機能を強化していく必要がある」と話し、引き続き、県立病院の機能や規模の適正化を進めていくと強調しました。

また、国に対して緊急的な対策や診療報酬制度の見直しについて強く要望していきたいとしています。

最終更新日:Wed, 26 Nov 2025 22:00:00 +0900