一時約1億6000万円の年売上高を計上も…ステンレス鋼材の卸売業者が破産手続きの開始決定 負債は約8000万円 新潟・燕市

ステンレス鋼材の卸売を手がける新潟県燕市の遠藤ステンレスが、新潟地裁三条支部より、破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。
NST新潟総合テレビ

ステンレス鋼材の卸売を手がける新潟県燕市の遠藤ステンレスが、新潟地裁三条支部より、破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、1987年7月に設立された遠藤ステンレスは、ニッケル系、クローム系のステンレス鋼材を取り扱い、薄板を主体として一次加工も含めた付加価値商品を販売するほか、計量スプーン、おたま、スプーンなど自社で企画した金属雑貨の卸売も行い、2001年7月期には年売上高約1億6000万円を計上していた。

しかし、以降は業績低迷が続き、2008年7月期の年売上高は約1億2000万円に低下。こうした中、2017年中に事業を停止、その後は休眠状態となっていた。

負債は債権者約5人に対し、約8000万円に上っている。

最終更新日:Mon, 15 Dec 2025 05:00:00 +0900