「食べ応えある」米どころ新潟で“米粉ラーメン”完成!濃厚な麻婆麺・味噌ラーメン…産学官が連携し開発「新潟のアピールに」

米粉の普及拡大に向けて産学官で連携し、開発が進められてきた“米粉ラーメン”が完成し、12月19日の販売開始を前に試食会が開かれました。

米粉の普及拡大に向けて産学官で連携し、開発が進められてきた“米粉ラーメン”が完成し、12月19日の販売開始を前に試食会が開かれました。

新潟市中央区の調理場に県内の人気ラーメン店3店が集まりそれぞれ作っていたのは、小麦粉からできた中華麺ではなく、米粉からできた米粉麺を使ったラーメンです。

これは県が県産米を使った米粉の普及拡大を目指し進めているプロジェクトで、県は食品開発企業や新潟拉麺協同組合と協力し米粉麺を開発してきました。

また、米粉麺に合うスープは新潟中央高校の食物科に通う生徒も参加し、一緒に考えてきました。

【生徒】
「(麺の)舌触りが独特で気になった。できれば改善してほしいというお願いはした」

【生徒】
「コメと合うように今回の麻婆麺も味噌ベースになっている。新潟は寒いので冬にぴったりな温かいメニューがほしいとか、とろみがついたらいいというのをリクエストした」

産学官で連携し完成したメニューは味噌ベースの麻婆麺、エビのだしを使った味噌ラーメン、カレー風味のつけ麺の3種類。どれも濃い目の味付けになっています。

【新潟拉麺協同組合 片山貴宏 理事】
「米粉麺というと、フォーみたいにあっさりしたスープにあわせるが、濃厚な味が合うという意見が一番多かった。味付けは味噌がいいというのは高校生の皆さんの意見」

果たしてこだわりの一杯の味は?エビのだしを使った味噌ラーメンをいただくと…

【齋藤正昂アナウンサー】
「米粉なので食感がモチモチとしているのかなと思ったんですけど、意外と歯切れよく、ツルツルとのどごしよく食べられます。スープ全体が濃厚な味噌の味がして麺とよく絡んでいます」

アイデアを出した生徒たちもその味に太鼓判を押します。

【生徒】
「カレーとよく絡んで食べ応えがある」

また、メニューの名前も生徒が考案したユニークなものに。

【生徒】
「“おなかにたま~る”の伸ばし棒を変えて、納豆とチーズの伸びる感じを加えた。“う米辛食べてミソ”ということで、うま辛な部分とコメの米をかけたネーミングにした」

新潟が誇るコメとラーメンを掛け合わせ、新たな魅力の創出へ…期待は高まります。

【新潟拉麺協同組合 片山貴宏 理事】
「(グルテンフリーで)ラーメンにふだん触れられないかたや県外・海外の方が触れるチャンス。新潟の一番の魅力であるコメを使っているというところでは、新潟のアピールに有効かなと思う」

米粉ラーメンは県内の3店舗で12月19日から販売されます。

最終更新日:Wed, 17 Dec 2025 05:00:00 +0900