過去には直径約29cmの“ひょう”も!?あられやひょうが降る仕組みを気象予報士が解説「大気不安定時はひょうに注意を」

12月17日夜の新潟県内は、大気が不安定で雷雨、場所によってはばらばらとあられやひょうが降る所もあるため、注意が必要です。このひょうについて、石黒菖気象予報士の解説です。

12月17日夜の新潟県内は、大気が不安定で雷雨、場所によってはばらばらとあられやひょうが降る所もあるため、注意が必要です。このひょうについて、石黒菖気象予報士の解説です。

あられやひょうは背の高い積乱雲から降ってきますが、この中では強い上昇流が起きて空気が入り乱れています。

雲の中には小さな氷の塊がたくさんありますが、これが他の氷とぶつかったりくっつくことで段々大きくなっていき、大きさに耐えきれなくなると地上に落ちてくるんですね。

季節に関係なく降っていきます。直径が5ミリ未満だとあられ、5ミリ以上がひょうになるので、違いは大きさだけ。

ちなみに過去、日本で降った最も大きなひょうはどれくらいの大きさか…

何と!埼玉県で1917年に約29センチのひょうが降った記録があり、実はバスケットボールより一回り大きいんです。

この大きさのひょうが降るのは記録的でめったにないと思いますが、大気が不安定な時はひょうにも注意が必要です。

最終更新日:Wed, 17 Dec 2025 19:44:49 +0900