
元巨人で日本球界のレジェンド桑田真澄さんがオイシックス新潟アルビレックスBCのチーフベースボールオフィサー(CBO)に就任します。桑田さんは監督やコーチ、球団のフロントへの助言を行うということです。
【桑田真澄さん】
「皆さん、こんにちは。桑田真澄です」
12月18日東京ドーム近くのホテルで会見を開いた元巨人の桑田真澄さん。発表されたのは、オイシックスのチーフベースボールオフィサー(CBO)への就任です。
【桑田真澄さん】
「また新たな挑戦をしたいと思い契約に至った。微力だが全力を尽くしたいと思っている」
1986年に巨人に入団し、沢村賞やセ・リーグMVPを獲得するなど日本球界を牽引。今シーズンは巨人の2軍監督としてチームをイースタンリーグ優勝に導き、その後、退任しました。
「来シーズンは休養する予定だった」と話す球界のレジェンドがオイシックスを選んだ理由は…
【桑田真澄さん】
「(打診の際に渡された資料に)しっかり中長期のビジョンも書かれていて、家に帰って熟読していると、なんとか力になりたいという気持ちが芽生えてきた。なにより日本の野球界の発展につながるのではと思った」
2015年に長男・真樹さんがアルビBCに在籍していた縁で時折、新潟を訪れていた桑田さん。
【桑田真澄さん】
「個人的にはすごく好きな球場。軍の選手としたら素晴らしい球場でありがたいなと思っていた」
今シーズンは巨人の2軍監督としてオイシックスとも対戦していました。
【桑田真澄さん】
「なかなか苦戦した。粘り強く、武田監督の下、選手たちが粘り強く戦って」
桑田さんが今回就任したCBOは日本ハムでは栗山英樹さん、ソフトバンクでは城島健司さんが務めている役職。監督・コーチなどへの助言・指導を行い、球団の基礎やチーム編成の強化を担うことになります。
【記者】
「どのようなCBOとしての指導のスタイルを見せていきたい?」
【桑田真澄さん】
「サイエンス・バランス・リスペクトという言葉を3つ掲げているが、現場ではそうやって指導していきたいなと思っている」
闇雲に練習をするのではなく、科学的知見に基づいてプロフェッショナルな人材を育成したいと話す桑田さん。
【武田勝 監督】
「ファンサービスのプロだっただけに、色んなプロフェッショナルの幅を広げていければいい」
その特徴的なファンサービスで人気の武田監督ですが…
【桑田真澄さん】
「(かぶり物をする)勇気はすばらしいと思う。でも、その出過ぎず、出なさ過ぎずというバランスを」
【武田勝 監督】
「出過ぎたバランスです」
監督とCBOがさっそく息のあった掛け合いを見せるオイシックス。勝率5割以上を目標に掲げ、球界のレジェンドとともに来シーズンに臨みます。
【武田勝 監督】
「桑田さんは私たちにはない野球観をお持ちの方なので、しっかりそこを吸収していきたい」
【桑田真澄さん】
「新潟の皆さんにまた行きたいな、応援しにいきたいなと思ってもらえるようなチームに育てていきたいと思うし、僕自身も皆様から色んなアドバイスをいただいて、色んなことを学んでチームに貢献していきたいと思う」




