食材高騰なども影響…手軽な価格の弁当販売店が破産 「ごはんの神様」運営も競合激化で業績低迷 負債額は調査中 新潟・東区

弁当やオードブルの販売を手がける新潟市東区の彩花が新潟地裁へ自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。
NST新潟総合テレビ

弁当やオードブルの販売を手がける新潟市東区の彩花が新潟地裁へ自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店などによると、1994年12月に創業し、2000年2月に法人改組された彩花は、「ごはんの神様」の店名で持ち帰り弁当を販売し、手ごろな価格で味わえる海鮮丼や魚介弁当、日替わり弁当を販売していたほか、新潟駅構内の売店や大学病院・県立病院などの売店向けに各種弁当やオードブルの卸売も行い、ピーク時の2017年11月期には売上高1億4686万円を計上していた。

しかし、近年は同業者との競合激化などの影響もあり業績は低迷し、販売不振や新型コロナ禍も影響して2020年11月期には売上高が8062万円に低下。2023年11月期には売上高が5976万円まで落ち込み、食材価格の高騰も影響して当期純損失562万円を計上していて、債務超過額が4795万円にまで拡大していた。

その後も経営を立て直すことができず、資金繰りの目途が立たなくなったことから、11月28日付で事業を停止した。

負債は現在調査中である。

最終更新日:Mon, 22 Dec 2025 05:00:00 +0900