【ミラノ五輪・男子スキークロス】前回の悔しさ胸に…古野慧が4位入賞「大きく成長できた4年間」 須貝龍は1回戦敗退も「今出せる全力出せた」

2月23日未明に閉幕したミラノ・コルティナオリンピック。21日に行われた男子スキークロスに新潟県出身の選手2人が出場しました。前回大会では悔しい思いをした2人が気持ちのこもった滑りを見せてくれました。
古野慧選手/須貝龍選手

2月23日未明に閉幕したミラノ・コルティナオリンピック。21日に行われた男子スキークロスに新潟県出身の選手2人が出場しました。前回大会では悔しい思いをした2人が気持ちのこもった滑りを見せてくれました。

■昨年末に大ケガも…無事滑り終えた須貝選手へ地元からねぎらいの声

日本時間の21日に行われた男子スキークロス。

【実況】
「全治6カ月の大ケガを2カ月で治すと、3倍速でリハビリを進めてこのスタート地点に立つことを目指した須貝龍」

昨年末の大ケガで出場すら危ぶまれた日本のエース・須貝龍。

出身地の胎内市で行われたパブリックビューイングには多くの関係者が集まり、メダルへの期待、そして無事にレースを終えることを願い、声援が送られていました。

【PV会場で応援する人】
「金メダルが取れるといいなと思っている」

【PV会場で応援する人】
「前回、指1本(の差)で惜しかったので。須貝選手が満足いく滑りを見せてくれれば、それでいい」

前回の北京オリンピックでは写真判定の末に1回戦で敗退した須貝。

その雪辱を果たすべく挑んだトーナメントの組み合わせを決めるタイムトライアル。須貝は無事に滑り終え、市民からも安堵の声が上がっていました。

そして、迎えた決勝トーナメントの1回戦。

【実況】
「須貝スタート。まずはスタートダッシュ、くらいついていく」

青のビブスをつけた須貝はレース前半から3番手を追走。準々決勝に進むためには2位以内に入る必要がありますが…

【須貝龍 選手】
「この2カ月、リハビリだけをやってきたこともあって、どうしても体が思うように動かなかった印象」

最後まで前の選手を抜くことができず、1回戦で敗退。それでも困難に屈しない姿を見せてくれた須貝に胎内市からはねぎらいの拍手が送られていました。

【須貝選手の祖母】
「痛みがありながら頑張ったと思う。ケガを治して、本人はこういうスキー好きなんだから、治して頑張ってもらいたいと思う」

【須貝選手の小学生のころからの知人】
「ケガからスタートに立ったということで、自分は涙がすごかった。滑りきってくれて、すごく頑張ったなと感じた」

【須貝龍 選手】
「2~3日前まで少し上手く歩けなかった状況から痛みなくコースを滑れて、今出せる全力を出せたのはよかった」

■前回の26位から大躍進!古野選手が4位入賞「大きく成長できた」

その日本のエースの思いも背負い、オリンピックの舞台で躍進したのが、前回大会、スタート直後の転倒に泣いた長岡市出身の古野慧。

【古野慧 選手】
「4年前の北京大会では悔しい思いもした。そのリベンジを果たしたいなという思いで今回はメダル獲得を最大の目標にやってきているし、それが取れる実力もついてきたと思っているので、しっかりと狙っていきたい」

その言葉通り…

【実況】
「日本の古野慧、上位2位で決勝進出。ここまでは抜群の勝ち上がり」

順調に勝ち進み迎えた準決勝。古野は後方からのレース展開となりますが、諦めませんでした。

【実況】
「前がバランスを崩している。チャンス」

【古野慧 選手】
「スタートだけでなく、最後抜くような展開を見せることができたのは昔から応援してくれている人たちにも成長している部分を見せられたと思う」

このチャンスを逃さなかった古野。前回、北京大会の金メダリストなどに競り勝ち、日本勢初の決勝進出を果たします。

【解説】
「チーム一丸となってファイナルに進む姿、最後まで諦めない姿というのを、まだビッグファイナルやっていないが、非常に良い戦いを見せてもらっている」

【長岡市のPV会場】
「メダルを獲得できるように、気持ちを一つにして応援しましょう」

そして、メダルをかけた決勝。

【実況】
「須貝の挑戦の心、そして小林の諦めない強さ、(古野に)宿っているはずです。古野慧、決勝戦スタート」

この日、5レース目となる古野は得意のスタートが鈍り、最後方からのレース展開に。それでも前の選手に食らいつき、最後の最後までチャンスを伺います。

しかし、メダルへの思いは届かず、古野は4位でフィニッシュ。それでも前回の26位からは大躍進です。

【PV会場で応援する子ども】
「かっこいいと思ったし、自分もああいう立場になって滑ってみたい」

【PV会場で応援する子ども】
「同じ長岡アルペンジュニアということで、またリベンジに行ってほしい」

【古野選手の小学生時代を知る人】
「小さいころから頑張ってきた努力が報われたことで私もうれしく思うし、子どもたちも刺激をもらったので、ここで見てよかった」

【古野慧 選手】
「大きく成長できた4年間だったと思うし、この大舞台で自己ベストの成績を出せたのは本当によかったと思うが、最後取り切れないのが悔しい」

■「またこのメンバーで次も目指せたら」

須貝選手を筆頭に日本チームが一丸となって挑んだオリンピックの舞台。

【須貝龍 選手】
「空港の出発の時も皆さんから声援をもらって出発して、ケガをしているときもたくさんの人からメッセージをいただいて、勇気と僕自身も力をもらったと思っている」

【古野慧 選手】
「龍さんとかがいたから僕らも頑張ることができたし、たぶん龍さんも悔しい結果だと思うが、またこのメンバーで次も目指せたらうれしいと思う」

それぞれの胸に残る悔しさが4年後の飛躍に向けた糧となります。

最終更新日:Mon, 23 Feb 2026 18:35:58 +0900