
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者・大澤孝司さんが新潟県佐渡市で行方不明になって2月24日で52年です。2月、90歳の誕生日を迎えた兄・昭一さんは、せめて顔を見合わせたいと再会を切望しています。
「孝司おじさんからのお土産のパンダ、まだ元気に待っています」
今でも兄・昭一さんのもとで大切にされているパンダのぬいぐるみは、県の職員だった大澤孝司さんが赴任先の佐渡市から帰省する際に、甥っ子のために買ってきたものです。
【大澤孝司さんの兄・昭一さん】
「(昭和)48年あたり、田中内閣の日中正常化交渉でこのパンダが脚光を浴びて、次男坊の竜介に買ってきてくれた」
長男の義介さんにはミニカーなどを買ってきてくれたといいます。
【大澤孝司さんの甥・義介さん】
「いつの間にかおじさんも父もこんな年になっている私も小学校のときから記憶が止まっている」
孝司さんが佐渡市で行方不明になり2月24日で52年。
兄・昭一さんは、2月、90歳に。孝司さんは今年6月に80歳の誕生日を迎えます。
【大澤孝司さんの兄・昭一さん】
「北朝鮮の健康寿命からすると、80歳はもう限度だと思うので、神様に願って、もう少し健康寿命を、孝司が長生きしてくれるのを願っている」
この日は、孝司さんの同級生など10人ほどが集まり、署名活動で配るブルーリボンを作成しました。
【小学校の同級生】
「本当に微々たる力だが、何とか思いが届いてくれればと思っている」
去年、国連人権理事会の作業部会は、大澤孝司さんなど12人を北朝鮮に安否を問い合わせるリストに掲載。
さらに、高市首相が拉致問題の解決に意欲を示していることも孝司さんの帰国を後押しすると兄・昭一さんは期待しています。
【大澤孝司さんの兄・昭一さん】
「(帰国できて)よかったなと、2人で飯食って、あとは顔を見合わせているだけでも、それでいいかと思う。もうそれで全てが通じるはずだと思っていう」




