
3月15日に開業から1年を迎える新潟市中央区の上所駅。利便性の向上や地域の活性化を感じる声があがる一方で、利用者数は事前の予測の7割にとどまっていることが報告されています。
■上所駅開業から1年「かなり交通の便よくなった」
去年、県内としては20年ぶりに誕生したJRの在来線の新駅、新潟市中央区の上所駅。3月15日で開業から1年となります。
【利用者】
「(以前は)車通勤をしていた。電車は楽だし、便がいい」
【利用者】
「新潟駅からこちらに来るのにかなり距離があった。駅ができたことによって、かなり交通の便はよくなった」
上所駅ができたのはJR越後線の新潟駅と白山駅のほぼ中間地点。
周辺には住宅街が広がるほか、新潟南高校が立地していて多くの生徒が通学で利用しているようです。
【通学で利用する生徒】
「今までは白山駅まで歩かないといけなかったが、上所駅になって(通学時間が)20~30分くらい短縮された」
また、徒歩圏内にあるこちらの喫茶店は以前と比べ、歩いて訪れる客が増えたといいます。
【喫茶上所 山倉充さん】
「月にもよるが、(売り上げは)10%は上がっていると思う」
店内の多目的スペースを使い開催されているヨガや手芸などのワークショップも主催者・参加者ともに増加傾向に。
【喫茶上所 山倉充さん】
「車を持っていない方もいるので、長岡や離れたところから来られるようになったという方もいた。上所駅ができたことによっていい変化が出てきている」
■利用者から“トイレ設置”求める声
新駅の開業が地域にいい影響をもたらす一方で、利用者からは不満の声も…
【利用者】
「トイレは一刻も早く作ってほしい。結構ピンチ」
【利用者】
「学校のトイレが混んでいたり、学校以外のトイレだとコンビニまで歩かないといけなかったりするので、上所駅にトイレがあると助かる人が多いと思う」
現在、駅にトイレは設置されておらず。さらに…
【齋藤正昂アナウンサー】
「上所駅北口周辺に自転車を止める場所はありません。その代わり、歩いて2分ほどのところにある跨線橋の下に仮設の駐輪場が設けられています」
北口の駐輪場、そして南口の駅前広場はいずれもまだ本整備されていません。
■利用者数は予測の7割も「広場完成でさらなる利便性向上へ」
こうした状況の中、先日、新潟市議会で上所駅の利用状況を問われた中原八一市長は…
【新潟市 中原八一 市長】
「昨年の10月に実施した調査では平日一日あたり約3300人の乗降を確認し、これは需要予測として想定していた約4600人の約7割となっている」
利用者数が想定の7割にとどまっていることを報告。
一方で、バリアフリートイレを含む駅前広場の早期完成に向け、来年度に工事の着手を予定していることを明らかにしました。
【新潟市 中原八一 市長】
「駅前広場の完成により、さらなる利便性の向上が図られることから、今後も上所駅の利用者は着実に増加していくものと期待している」
今後も進む新駅の整備を通じ、地域がどのように変化していくのか、引き続き、注目されます。
最終更新日:Wed, 04 Mar 2026 05:00:00 +0900



