
歯止めのかからない人口減少に対し、新潟県は多様で柔軟な働き方を実現することで選ばれる新潟を目指す方針で、認定制度を設けて、企業の取り組みを後押ししています。その認定企業の一つが導入するのが“プチプレックス”。働きやすい環境を実現するそのユニークな取り組みとは?
■会社独自の“プチフレックス制度”「定着率アップにも」
長岡市なる中小企業向けのコンサルティングを行うこちらの会社。
【堀美穂さん】
「直行直帰もできるし、会社にも来られるし、日によって選ぶことができるので働きやすい」
2児の母でもある営業職の堀美穂さんも含め、約50人の社員の4割以上が仕事と子育てを両立しています。
その子育て世代が働きやすい環境をつくろうと導入されたのが…
【堀美穂さん】
「(Q.これで仕事は終わり?)1回、4時から30分休憩する。このあとは1回自宅に戻って、子どもを迎えに行って、スイミングに送り届ける」
2020年に始まった会社独自の“プチフレックス制度”です。
この制度は、就業時間のうち、有給を取得することなく2時間以内を目安に休憩をとれるもので、制度導入後は仕事の効率も上がったと今井進太郎代表は話します。
【グローカルマーケティング 今井進太郎 代表】
「結果として、定着率のアップにもつながっているし、会社として生産性を上げていかないといけないが、より時間の価値を感じてもらって、『この時間で集中してやるぞ』という意識で、生産性の向上という側面にもつながっている」
■「美容のメンテナンス」「子どもの行事」様々な目的で活用
こちらの会社では、午前9時~午後6時まで休憩時間1時間を除いた8時間が所定労働時間。
しかし、プチフレックス制度を活用すれば、子どもの授業参観に参加するため、午前10時から1時間休憩をとり、代わりにその日の午後6時から1時間勤務するという柔軟な働き方をすることが可能に。
使用日数に制限はなく、当日申請も可能で、様々な目的で使われているようです。
【社員】
「私は美容院やネイルなどの美容のメンテナンスで活用させていただいているので、すごく助かっている」
【社員】
「娘が今2歳でこども園に通っている。行事のときとか、プチフレックスを使って参観しに行ったりするときに使う。かなり盛んに使われていて、良い制度だと思う」
■「なくなることが想像できないくらい良い制度」
この日、堀さんは子どものスイミングスクールの送迎のため、午後4時から4時半まで30分間の休憩を申請。
会社を出て自宅に戻り、小学1年生の娘をつれてスイミングスクールへ。
堀さんは多いときで週3回、こうした子どもの習い事の送迎などでプチフレックス制度を利用していると言います。
【堀美穂さん】
「いつもは義理のおじいちゃんとおばあちゃんが送り届けているが、都合が悪い日はプチフレックスを使って送り迎えしている」
子どもをスイミングスクールに送り届けたあとは会社には戻らず、自宅でリモートワーク。休憩分の30分間を働き、この日の業務を終えました。
【堀美穂さん】
「あることが当たり前になっているので、なくなることが想像できないくらい良い制度。県内企業でもママ・パパ関係なく、ふらっと学習参観に行けるような仕組みを会社につくってもらえると生きやすいと思う」
多様な働き方が認められる社会に…企業の試行錯誤が続いています。
最終更新日:Thu, 26 Mar 2026 05:00:00 +0900




