
能楽の大成者・世阿弥ゆかりの地で、能の島と呼ばれる新潟県佐渡市で流派を超えた能楽師が一堂に会する催しが開かれました。
4月8日までの4日間、佐渡市で開かれたのは、流派を超えた能楽師が一堂に会する能楽演能『飛天双○能』。
能楽師・大倉正之助が主宰する『飛天双○能』。4回目となる今年は全国の能舞台の約3分の1を有し、能の島と呼ばれる佐渡市で初めて開催されました。
【大倉正之助さん】
「もともと、佐渡においては能が身近なものであったので、誰もが楽しんでいたという歴史がある。それを吸収していただきたい」
全国から各流派の能楽師128人が集まり、“農と能”をテーマに島内で様々な催しを実施。
初日には羽茂地区の民芸品“絞張馬”づくりが行われ、参加者は稲わらを使って馬の首や足、飾りなどをもくもくと制作していました。
また、子どもたちが能楽師から笛や鼓・太鼓などの指導を受けたほか、『トキと共存する農業』についての講演なども行われました。
さらに、会場では明治時代の木材を使用した組み立て式能舞台や特設能舞台などの貴重な能舞台も公開。
【訪れた人】
「私も初めてこういう舞台を見たが、昔からの能の歴史が伝わってきて、とてもいいなと思った」
そして、佐渡市が能一色となる中迎えた最終日には、午前8時から5つの神社の能舞台で祝賀能の演目『翁』がスタート。
中でも、羽茂地区の大崎白山神社では約40年ぶりに能が演じられたこともあり、多くの愛好家が詰めかけていました。
【訪れた人(福岡から)】
「初めて拝見する能楽堂で、歴史的なものを素晴らしく残していて素敵」
【訪れた人(東京から)】
「今の動きに比べて非常にゆったりと静かなので、自分の心の中に沁みてくるような空間時間がつくれて素晴らしい」
訪れた人たちは能の幽玄な世界観に酔いしれていました。
最終更新日:Sun, 12 Apr 2026 09:00:00 +0900



