
大型連休を前に、多くの観光客の利用が見込まれる佐渡汽船で、海上保安署によるカーフェリーの安全点検が行われました。
4月27日、新潟県上越市の直江津港で行われたのは、佐渡汽船のカーフェリー「こがね丸」の安全点検です。
多くの観光客の利用が見込まれる大型連休を前に、上越海上保安署が実施しました。
船の安全を巡っては、去年4月に北海道の知床半島沖で観光船が遭難し、20人が死亡、6人が行方不明になる事故が発生しています。
この日の点検では、万が一に備え、「客室の救命胴衣が揃っているか」や「避難用のいかだが適切に備え付けられているか」などが確認されました。
【上越海上保安署 佐藤正浩 署長】
「確認した箇所においては良好。引き続き、安全な運航を心掛けてほしい」
【佐渡汽船 伊藤慎二 船長】
「十分な訓練をしているので、安心して乗船してほしいと思う」
点検が行われたカーフェリー「こがね丸」は、佐渡汽船が直江津港と佐渡市の小木港を結ぶ航路に新たに導入するため愛媛県の海運会社から購入した中古船で、29日就航します。