
最長9日間の大型連休に向けた準備が加速している観光地。新型コロナウイルス禍により、観光客が激減した新潟県長岡市寺泊地区からは期待の声が聞かれました。
長岡市寺泊地区にある魚の市場通り。
【山六水産 内藤毅 店長】
「今の時期だと、煮つけと刺身でメバル。あとは刺身でヒラメもおいしい」
寺泊港で水揚げされた魚が並ぶこちらの鮮魚店。
【山六水産 内藤毅 店長】
「新型コロナが落ち着いているということで、(今年の売り上げは)前年より2割ぐらい伸びている」
大型連休を前に、エビやホタテなどを集めたバーベキューセットを用意していました。
【山六水産 内藤毅 店長】
「2019年は(最大)10連休ということで、お祭り騒ぎ。そこまでの数字は期待できないと思うが、人出はかなり今までと違った状況になると思う。期待している」
魚の市場通りの大型連休中の観光客数は、2019年は19万人でしたが、ウイルス禍で2万4000人まで激減。3年ぶりに行動制限がなくなった去年は16万人まで回復し、今年は19万2000人が見込まれています。
こちらの旅館は大型連休中、4月30日と5月6日を除いて、予約はほぼ埋まっていて、旅行需要の回復を肌で感じています。
【住吉屋 三上徹人 社長】
「補助金がなくても、『これから楽しみたい』という、そういうニーズがしっかりしていることが確認できて安心している。これからが不安だけど、それ以上に予約状況はしっかりしている」
今年2月には約9000万円をかけ、貸し切りのサウナ棟をオープン。多くの観光客を受け入れ、地域の活性化にも貢献したい考えです。
【住吉屋 三上徹人 社長】
「“魚の町・寺泊”というイメージがあるが、近年“歴史・文化の町”という形で、ちょっと魚の市場から歩いてもらうだけで違う景色が見られる」
観光地で高まる期待。そして、おもてなしの気運。大型連休はどんなにぎわいが見られるでしょうか。