
大型連休を前に、佐渡汽船の小木~直江津航路に新たに導入されたカーフェリーの内覧会が開かれました。観光の活性化につなげようと、地元の期待も高まっています。
【上越市 中川幹太 市長】
「この度のカーフェリー就航を機に、多くの人から直江津港をご利用いただき、多様な交流が増えることを期待している」
4月28日の会見で、新潟県上越市の中川幹太市長が期待したのは、佐渡汽船の小木~直江津航路に29日導入されるカーフェリー「こがね丸」です。
28日は就航に先駆け、上越市の直江津港で内覧会が開かれました。
こがね丸は、直江津港と佐渡市の小木港の間を一日2往復します。
船内にはイス席はなく、今まで運航していたジェットフォイルに比べて、最大定員は2倍以上になるほか、150台の車を載せることができます。
【佐渡汽船 尾渡英生 代表取締役社長】
「マイカーでも観光バスでも、色んな形で直江津側から佐渡に来ていただけるし、県内・島内で観光の広がりが出てくるのではと期待している」
佐渡汽船によりますと、4月29日~5月7日までの予約状況(27日現在)は、新潟~両津航路で約2万9000人、小木~直江津航路で約5000人と、いずれも去年の予約数を上回っているということです。
そして、今回のこがね丸に新しく設けられたのが…
【記者リポート】
「こちらの部屋には、ケージが設置されていて、飼っている犬と一緒に船旅を楽しめます」
愛犬と一緒に過ごせる「ウィズドッグルーム」です。
【佐渡汽船 尾渡英生 代表取締役社長】
「自然いっぱいの佐渡での観光を考えたときに、ドッグルームがこれからのニーズに応えられると考え、設置を決めた」
ドッグランスペースを設け、ペットツーリズムの需要にも対応する考えです。3年ぶりのカーフェリー就航には、内覧会に訪れた人からも喜びの声が。
【訪れた人】
「久しぶりに車で行けるということでよかった」
【訪れた人】
「お客さんが戻ってくれば。上越に住んでいるから来てほしい」