
新潟市水道局に勤めていた男性職員が上司から精神的に追い詰められ自殺した問題。5月2日、遺族が新潟市役所を訪れ、当時の上司からの謝罪を改めて求めました。
2日、新潟市役所を訪れたのは、当時新潟市水道局に勤めていた男性職員の遺族です。
この問題は、2007年、当時38歳の男性職員が上司から精神的に追い詰められ自殺したとして遺族が提訴し、去年11月、新潟地裁は市の責任を認定。3月には中原八一市長が遺族に謝罪していました。
一方で、遺族が求めていたのは、当時の上司からの謝罪でしたが…
【遺族】
「風化させないこと、そして真摯に反省することができていない以上、また同じことが繰り返されると思う」
当時の上司からは現在も謝罪がなく、水道局による働きかけも不十分なことなどから、遺族は当時の上司の謝罪を含め、真摯な対応を取るよう新潟市に求めました。
【遺族】
「水道局が謝らない理由とかできない理由ばかりを遺族に説明してきて、真摯に受け止めて対応するという姿勢がないところに憤りを感じる」
一方、水道局は男性職員の命日である5月8日から、ハラスメント研修を実施する予定です。