客室乗務員が田植え!?女性による女性のための日本酒づくり「ありがたみを実感」【新潟・弥彦村】

今年も田植えの時期がやってきました。県内各地で“米どころ・新潟”ならではの風景が広がっていますが、この日、田植えを行ったのは、地元企業や大手航空会社の女性スタッフです。これは「女性による、女性のための」日本酒造りの一環。一体どんなプロジェクトなのか取材しました。

NST新潟総合テレビ
今年も田植えの時期がやってきました。県内各地で“米どころ・新潟”ならではの風景が広がっていますが、この日、田植えを行ったのは、地元企業や大手航空会社の女性スタッフです。これは「女性による、女性のための」日本酒造りの一環。一体どんなプロジェクトなのか取材しました。

【桶屋美圭アナウンサー】
「弥彦村、こちらでは青空のもと午前9時半から田植えを行っているのですが、苗を植えているのは全て女性。ちょっと見慣れない光景です」

5月9日、弥彦村で行われた田植えに参加したのは、新潟市に本社を置く新潟酒販や日本航空の客室乗務員などです。

慣れない動きに悪戦苦闘しながらも、手作業で丁寧に苗を植えていく女性スタッフたち。実は、ある目的がありました。

【新潟酒販 マーケティング部 新野志歩さん】
「女性に手に取ってもらえるような、飲みやすく、色んなお酒を飲むきっかけになるようなお酒をつくりたい」

新潟酒販は、昨年度から弥彦村の弥彦酒造や日本航空と共同で日本酒をつくり、『そらとなでしこ』という名前で販売。

コンセプトが「女性のための日本酒」であることから、女性スタッフが主体となり、田植えや稲刈りを行います。

【JAL新潟支店 客室乗務員 小川良美さん】
「普段使わない筋肉を使っている感じがするので、あす筋肉痛になるのでは」

JALふるさとアンバサダー新潟担当の小川良美さんも企画段階から携わっています。

【JAL新潟支店 客室乗務員 小川良美さん】
「改めて、田植えは大変だな、お米はすごくありがたいものだなと今年も実感した」

女性スタッフが田植えに汗を流すのは、頑張る人の日常を応援したいという思いがあるから。

【JAL新潟支店 客室乗務員 小川良美さん】
「食事や生活のそばに、この日本酒があれば。気軽に、大切な方と一緒に飲んでいただけたらと思う」

この日植えた酒米は10月に収穫され、来年4月ごろから日本酒として販売される予定です。