「最後の1球まで諦めない」帝京長岡がシーソーゲーム制し初優勝!春の高校野球・新潟県大会

高校野球・春の新潟大会の決勝が行われ、最終回に大量得点を挙げた帝京長岡が加茂暁星とのシーソーゲームを制し、春の大会で初優勝を果たしました。

高校野球・春の新潟大会の決勝が行われ、最終回に大量得点を挙げた帝京長岡が加茂暁星とのシーソーゲームを制し、春の大会で初優勝を果たしました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「長岡市の悠久山球場、快晴です。ノーシードから強豪を次々と下した加茂暁星か、それとも帝京長岡の強力打線が爆発するか。夏に弾みをつけるのは果たして…」

春の県大会で初優勝を狙うチーム同士の対戦となった、5月12日の決勝。

1回表、帝京長岡は、2アウト2塁の場面で4番・服部。ライト前へのタイムリーヒットで先制します。

しかし、そのウラ。1アウト1塁3塁のチャンスで、加茂暁星のキャプテンの柴田が内野安打を放ち同点とすると、なおもチャンスが続き、バッターは5番・高橋。打球はレフト前に飛び、逆転に成功します。

試合はその後、帝京長岡が3回表に2点を挙げ、逆転しますが、そのウラに柴田の2打席連続タイムリーヒットなどで、再び加茂暁星がリードする展開に。

5回ウラ、1アウト1塁の場面。打席には、ここまで2打点の高橋。その初球、レフトスタンドへの2ランホームランで帝京長岡を突き放します。

その後、帝京長岡が1点差まで詰め寄り迎えた9回表。2番・木村昂暉の3塁線への鋭い打球で追いつくと、なおも得点圏にランナーを置き、打席には3番・浮ヶ谷。

【帝京長岡 浮ヶ谷航平 選手】
「最終回、みんながつないでくれて、なんとか勝とうという気持ちで立った」

打球は相手のミスを誘い、その間にランナーが生還し、土壇場で逆転。その後、帝京長岡の打線がつながり、この回に一挙6点を挙げます。

加茂暁星は追い上げることができず、試合はこのまま終了。帝京長岡が春の大会で初めて優勝しました。

【帝京長岡 竹部新之介 選手】
「最後の1球まで諦めないというのは、帝京長岡の良さでもある。それがしっかりできた試合だった」

帝京長岡は6月、石川県で開かれる北信越大会に出場します。