
高価なイメージがある一方、初夏の花として愛されている『シャクヤク』をご紹介します。
つややかで大きな花びらやフリルのような花びらなど、様々な表情で楽しませてくれるシャクヤク。
今、出荷の最盛期を迎えていて、市場では県産のシャクヤク20種類ほどを取り扱っています。
【記者リポート】
「まっすぐに伸びた茎に見応えのある花が美しいシャクヤク。今年は価格が抑えられ、手軽に楽しめます」
今年は暖かい日が続いたことで、出荷量も多く、価格も抑えられていると言います。
【新花 総務部 池田紀行 主任】
「物価高騰の影響で、去年はシャクヤクは高く販売していたが、今年は入荷量も多く、2割近く価格が下がっている」
5月~6月というわずかな期間に出荷を迎えるシャクヤク。
一方、つぼみの状態で入荷してくるシャクヤクは、辛抱強く世話をしないときれいに咲いてくれない気難しい一面も…
【新花 総務部 池田紀行 主任】
「緑色のつぼみの状態だと、1週間くらい咲くまでにかかる場合もある。つぼみをさわると、蜜がついてべたべたしている。濡れたティッシュなどで拭いてあげると、花びらをかちかちにコーティングした蜜を取り除くことができるので、花が開きやすくなる」
また、余分な葉っぱを取り除くことも花を咲かせ、長持ちさせるポイントです。
【新花 総務部 池田紀行 主任】
「咲くまで手間はあるが、苦労が報われるくらい美しい花が咲くので、ぜひこの時期、シャクヤクを自宅に飾ってもらえたらうれしい」