
東京で開かれた女子相撲の大会に新潟県新発田市の中学3年・阿部なな選手が出場し、見事優勝。夢だった世界大会への出場が内定しました。
5月14日、世界大会への選考会も兼ねた全日本相撲個人体重別選手権大会が東京で開かれました。
ジュニア女子重量級に出場したのが、新発田市の中学3年・阿部なな選手です。
【阿部なな選手】
「練習してきた成果を出せるように頑張りたい」
姉のさくらさんの影響で、小学2年生のころから相撲を始めた阿部選手。当時から男の子も顔負けの実力で数々の大会で優勝してきました。
そんな阿部選手の夢は…
【阿部なな選手(2018年)】
「世界大会で優勝したい」
この妹の夢を後押しするため競技を引退し、サポートに回ったさくらさんとともに大会に臨みました。
阿部選手の階級には、中学生と高校生の5人が出場し、総当たりで戦います。
危なげない取り組みで3連勝を挙げると、迎えた最後の4試合目。去年、世界大会で優勝した高校3年・石井さくら選手との全勝対決となりました。
圧倒的な強さを見せた阿部選手。全勝優勝で世界大会への出場が内定しました。
【阿部なな選手】
「うれしい。(世界大会で)優勝したい」
【なな選手の姉・阿部さくらさん】
「セコンドついていたが、優勝させられる自信がなくて…。ななちゃんに支えられた」
姉妹で夢の実現へ…、世界大会は10月に東京で開かれます。