
石黒菖 気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉
5月17日、最高気温は上越市や湯沢町で30℃を超え、今年初めての真夏日となりました。その他の地域でも夏日になったところがほとんどで、真夏日に迫る勢いでした。
〈暑さの原因〉
衛星からみた日中の日本付近、全く雲がありません。この晴れをもたらした原因になったのが、日本の南にある高気圧。
これは夏によく見られる気圧配置で、高気圧の周りを回り、さらに南にある暑い空気を日本付近に送り込んでいるのです。
17日はこれに加えて、山から高温の空気が吹き降りる「フェーン現象」の影響もあったと考えられます。
この暑さは18日も続きますが、17日よりももさらに気温が上がるところが出てきそうです。
【5月18日(木)の天気】
17日正午、日本付近は南にある高気圧に覆われて晴れていました。そして、この高気圧、勢力が強く、動きがゆっくり。そのため、18日も高気圧に覆われてよく晴れ、17日以上に気温が上がるところが出てきそうです。
〈予想最高気温〉
中越や下越の山沿い、そして下越の平地で30℃を超える予想。その他の地域でも25℃を超えるところがほとんどです。
17日よりも気温が高い所が多く、真夏日になる地点がさらに増える見込み。引き続き、熱中症に注意をしてください。
〈熱中症〉
熱中症は最初に初期症状があり、どんどんと症状が重くなっていくことが多いです。体の小さなサインを見逃さずに、早めに気付くことが大切です。
初期症状としては…
▽顔が赤くほてる
▽体がだるくなる
▽気分がボーッとする
▽生あくびが出る など
子どもや高齢者は特に熱中症に注意が必要なのに加えて、症状に気付かないことが多いです。周りの方がよく見てあげてください。
18日も引き続き、水分だけでなく、塩分を補給したり、室内や車内ではエアコンをつけるなどの対策を行ってください。
【18日のポイント】
広く真夏日となりそう。水分・塩分をしっかりと取るようにしてください!