
石黒菖 気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉
5月18日は、県内17の観測地点で30℃を超え、ほとんどの地域で今年初めての真夏日となりました。そして、この暑さは、統計すらも塗り替えるほどでした。
18日、気温が一番高かったのは、新潟市秋葉区で33.8℃。秋葉区を含め、6地点で5月としては統計史上一番の暑さに。
観測は1978年から行われているので、45年近く、5月には見られなかった気温ということで、本当に“記録的な暑さ”となりました。
ただ19日は、18日との気温差がかなり大きくなりそうです。
【5月19日(金)の天気】
天気が下り坂となり、雨が降る予想。
その影響で気温も一気に平年並みに戻る見込みです。18日の気温が高すぎたため、18日と比べると、各地10℃近くも低くなりそうです。
週末は平年より高くなる予想ですが、18日ほどではなさそうです。17日・18日の暑さが体に残っているのに加えて、この気温差による体調の変化にも注意をしてください。
〈雨の原因〉
18日、県内付近は高気圧に覆われて、よく晴れていましたが、沖縄など南のほうでは、低気圧や前線が接近し、雨が降っていました。
その影響で、沖縄や奄美地方では18日、梅雨入りが発表されました。県内の梅雨入りは今のところ、ほぼ平年並みか遅い予想になってます。
そして、この低気圧や前線、19日になると次第に県内に接近する影響で、県内でも朝から雨が降りそうです。
〈雨が降る時間帯〉
19日午前6時、雨の範囲が上越にうっすらとかかってきそう。その後も、上越を中心に降りますが、山沿いでは少し降り方が強まるところがありそうです。
昼すぎになると、雨の範囲は中越・下越・佐渡にも広がっていきそう。そのあと、夕方から夜にかけても雨は続きそうです。
帰りに備えて、折りたたみ傘をお持ちください。
【19日のポイント】
雨が降る予想。気温も一気に10℃近く低くなりそう。体調管理に注意を!