睡眠導入剤を飲ませ…出会い系で出会った女性狙い卑劣な犯行 その手口は?48歳男が4度目の逮捕【新潟市】

睡眠導入剤を飲ませて抵抗できなくなった女性にみだらな行為をした疑いで48歳の男が逮捕されました。過去に同じ手口で3度逮捕されていた男…卑劣な犯行の手口を取材しました。

NST新潟総合テレビ
睡眠導入剤を飲ませて抵抗できなくなった女性にみだらな行為をした疑いで48歳の男が逮捕されました。過去に同じ手口で3度逮捕されていた男…卑劣な犯行の手口を取材しました。

5月19日、準強制性交等の疑いで逮捕された東京都八王子市に住む須藤浩志容疑者(48)。

須藤容疑者は2019年11月、東京都立川市で当時女子大生の20代女性に睡眠導入剤を飲ませ、抵抗できない状態にして、みだらな行為をした疑いがもたれています。

これまでにも、新潟市内や三重県・名古屋市でも同様の手口で犯行に及び、3度逮捕されていた須藤容疑者。その手口は…

【県警 捜査第一課特命捜査室 村上知光 室長】
「トイレで席を立ったり、電話やタバコで店の外に出た隙などを伺って、あらかじめ被疑者が用意した薬物を入れる」

「デートレイプドラッグ」とも呼ばれる今回の犯行。4件とも須藤容疑者と被害女性の出会いのきっかけは、マッチングアプリでした。

被害女性を居酒屋に誘った須藤容疑者は隙を狙って、睡眠導入剤を女性の飲み物に混入。抵抗できない状態にしてホテルに連れ込み、わいせつな行為に及んでいました。

出会いの場が悪用された今回の事件。被害に遭わないためには…

【県警 捜査第一課特命捜査室 村上知光 室長】
「ピンク色やオレンジ色のカクテルを注文したのに、席に戻ったら青色・緑色になる変色している場合は、薬を溶かした可能性が高い」

また、席を離れる際は飲んでいた飲み物を飲み干しておくことも対策の一つです。そして、もし被害に遭ってしまった場合は…

【県警 捜査第一課特命捜査室 村上知光 室長】
「被害に遭った時の衣類を洗濯しないで、ビニール袋などに保管をしておく。時間が経てば経つほど犯人に結びつく証拠がなくなってしまうので。早めの届け出・相談をお願いします」

全国では、ここ10年で約3倍に増えているという、デートレイプドラッグ。

意識が混濁していて被害の確証が持てない場合でも、県警は早めの相談を呼びかけています。

【県警 捜査第一課特命捜査室 村上知光 室長】
「警察は届け出を受ければ、捕まえるべく捜査を徹底している。被害に遭った方は、話をしにくいところもあるかもしれないが、届け出してもらいたい。絶対に犯人は許さない」