サミット成果受けて“解散”は!?新選挙区の体制づくり急ぐ自民 立憲は共産含めた野党共闘模索へ【新潟】

サミットの閉幕に伴い、ささやかれているのが“衆議院の早期解散”です。新潟県内では与野党ともに解散総選挙を見据えた体制づくりを急いでいます。

NST新潟総合テレビ
サミットの閉幕に伴い、ささやかれているのが“衆議院の早期解散”です。新潟県内では与野党ともに解散総選挙を見据えた体制づくりを急いでいます。

5月21日に開かれた自民党の県連大会。

【自民党 鷲尾英一郎 衆院議員】
「私きょう佐渡行きましたよ。統一地方選挙を終えて、今度は衆議院解散総選挙も見据えた動きをしていかなければなりませんので」

21日、閉幕したG7広島サミット。この成果を追い風に、岸田総理が早期解散に踏み切るかが注目されています。

こうした中、県連大会に党本部から出席した萩生田光一政調会長は…

【自民党本部 萩生田光一 政調会長】
「まさに常在戦場。次の衆議院選挙をにらんだ、緊張感あふれる大会が開催されますことを改めてお喜び申し上げたい」

こう挨拶し、組織の引き締めを図りました。

大会では、高鳥修一衆院議員の会長続投や岩村良一県議の幹事長就任を決めました。

【自民党県連 高鳥修一 会長】
「現状で最適の人事をお認めいただいた。次の衆議院選挙の必勝を期し、て頑張ってまいりたい」

組織の立て直しを図る中、次の衆院選では新たな区割りが適用されることから、各区の体制づくりも重要となります。

【自民党 細田健一 衆院議員】
「新しく入った地区では、まだまだ全く私の名前と顔は浸透していない。課題山積なので、やることが山のようにあって、なかなか大変」

こうした動きは野党でも…

【立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】
「(選挙戦に向けて)全然準備できていないけど『えいや!』でやるしかない。事務所を探し始めたりとか、地域回りとか、イベントに出るというのはやっている」

21日、常任幹事会を開いた立憲民主党県連。

【立憲民主党県連 西村智奈美 代表】
「抜かりなく準備を進め、そして県内で勝利を収めることができるように、どうか皆様のご支援をお願いします」

統一地方選を総括したうえで、衆院選の選挙対策本部を設置しました。

前回の衆院選では共闘体制を構築し、4つの選挙区で勝利した野党。

しかし、去年の参院選では野党の足並みが揃わず、立憲民主党の公認候補が落選。

党本部の泉健太代表は、次の衆院選で共産党との選挙協力を否定する方針を示していて、野党間の協力体制の構築が急務となっています。

【立憲民主党県連 米山隆一 幹事長】
「各党との話合いは継続しているし、我々は新潟における野党間のいい関係が続いていると理解している」

与野党ともに課題を抱えながら選挙戦へ動き出しています。