
元祖柿の種で知られる新潟県長岡市の浪花屋製菓がすべての事業を小千谷市の阿部幸製菓に引き継ぐことが発表されました。浪花屋の商品の製造や従業員の雇用はそのまま維持されるということです。
新潟を代表するお土産として長年愛されてきた元祖柿の種。
その製造・販売を行ってきた長岡市の浪花屋製菓は今年で創業100周年を迎えます。
しかし、ウイルス禍で土産需要が低迷し、売り上げが伸び悩む中、事業承継の道を探していたといいます。
その事業を引き継ぐことになったのが同じく柿の種の製造・販売を主力事業としてきた小千谷市の阿部幸製菓です。
阿部幸製菓が設立した子会社に来月1日付浪花屋製菓のすべての事業を引き継ぎ、子会社の社名も「浪花屋製菓」となります。
浪花屋製菓の商品は現在の浪花屋製菓の設備で製造を続け従業員約80人の雇用も維持します。阿部幸製菓は「地域の皆様などに愛される企業としてより良いサービスを提供していく」とコメントしています。