
佐渡市で30日、トキの野生復帰を目指し放鳥が始まりました。今回はトキが自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式で行われています。
午前6時ごろ、佐渡市の野生復帰ステーションにある順化ケージの扉が開けられ始まったトキの放鳥。
今回は野生復帰のための訓練を行ってきた順化ケージからトキが自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式での放鳥となりました。
放鳥されるのは1歳から2歳までのオス6羽とメス7羽の合計13羽でうち1羽は自然界で保護されたトキです。
午前11時現在で2羽が佐渡の大空へと飛び立っています。
【佐渡自然保護官事務所 澤栗浩明 首席自然保護官】
「(放鳥後は)きちんと繁殖に成功できるようにということを目指しているので,
まずは生存していけるかどうかを追いかけていきたい」
佐渡の自然界では昨年末現在で545羽のトキが生存。29日は自然界のトキのペア3組で今シーズン初めてヒナが巣立ちをしたことも確認されています。